髪は生きている?角化している?髪の毛の生物学的真実
髪の毛の真実
毎日少しずつ伸びてくる髪の毛について、よくある素朴な疑問があります。
「髪の毛は生きているのか?」
ということです。
しかし、実は髪の毛は死んだ細胞で構成されています。
髪をカットしても痛みを感じることはなく、傷んだ髪の毛が元通りに戻ることもありません。
髪の毛が伸びる仕組み
では、なぜ髪の毛は伸びてくるのでしょうか?
これは髪の根本の構造に関連しています。
髪の根本には「毛球」と呼ばれる丸い部分があり、その下には毛細血管が入っている穴が開いています。
これにより毛球が丸くなり、毛乳頭となっています。
毛乳頭は、髪の毛を作り出す司令塔の役割を果たします。
この毛乳頭を取り囲むように存在する毛母細胞は、細胞分裂を繰り返して角化し、髪の毛の元となる細胞へと変化します。
角化とは何か
角化とは、細胞が活動を停止し、ケラチン繊維で充満した状態になることを指します。これにより、髪の毛が形成されます。
まとめ
結論として、髪の毛は毛球の近くまでが生きていて、伸びてきた髪の毛は角化が完了した死滅細胞です。
したがって、傷んだ髪の毛が元に戻ることはありません。
ヘアデザインにダメージは付きものですが、美容師さんと相談しながら髪型を決めていくのが良いでしょう。
この記事が、髪の毛の成長メカニズムとその性質の理解に役立ち、髪の健康を保つための一助となれば幸いです。
次回も、美容と健康に関する有益な情報をお届けしますので、お楽しみに!
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