美容のプロも注目!5αリダクターゼとAGA対策

5αリダクターゼとは

今日は美容師の皆さんも知らないかもしれない深い話。

AGA(男性型脱毛症)と深く関わる「5αリダクターゼ」についてご紹介します。

これは体内に存在する酵素の一種で、男性ホルモン「テストステロン」と結合して「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変化します。

ちなみに、これがAGAの主な原因とされています。


5αリダクターゼは2種類ある⁉

この酵素は、筋肉や骨格の発達、男性機能の向上など、男性らしい体をつくる働きを持っています。

また、5αリダクターゼにはI型とII型の二種類があり、それぞれ分布する場所や特徴が異なります。


I型

全身の体毛や皮脂腺に多く、皮脂の分泌量を増やします。

II型

頭部や陰部などに多く、頭部では脱毛、頭部以外では育毛を促す効果があります。

AGAに関わるのは主にII型で、この型が「DHT」に変化しやすいと考えられています。

頭部が薄くなり、頭部以外が濃くなる現象も、II型が多く分布する特徴によるものです。


5αリダクターゼの特徴

5αリダクターゼが多い人は、I型が多い場合、肌や頭皮が脂っぽくなる傾向があります。

一方でII型が多い人は、ヒゲや体毛が濃くなりがちです。


5αリダクターゼを増加させる原因

この酵素の増加には、飲酒、喫煙、ストレスなどが関係しています。

特に、飲酒や喫煙は亜鉛を大量に消費し、亜鉛の減少は5αリダクターゼの活性度を高め、AGAを進行させる可能性があります。

実際、ハーバード大学の研究では、喫煙が「DHT」の分泌を増やす原因であると発表されています。


5αリダクターゼを抑制する方法

5αリダクターゼを抑制するには、亜鉛、ノコギリヤシ、イソフラボンを含む食品やサプリメントの摂取が効果的です。

また、運動をすることで「DHT」を汗や尿によって排出し、量を減らすことができます。

運動は血行を良くし、ストレス発散にも役立ちます。


この情報がAGAに関する知識の深化に役立ち、対策の一助となれば幸いです。

次回も美容と健康に役立つ情報をお届けしますので、お楽しみに!